虐待をなくしたい
虐待をなくしたい
私はそう思って、今の活動をしています。
そして、それは
「決して不可能なことではない」
と信じています。
確かに、
すぐに全ての虐待をなくすことは
できないかもしれません。
でも、
「なくせるわけない」
と初めからあきらめるのではなく、
どうすれば、
少しずつでもなくしていけるのか
を考え続けること。
そのあり方が、
きっと未来につながる
そう思っています。
このページでは、
私がなぜ「虐待はなくせる」と考えているのか、
そして、
そのために何を大切にしているのか
そのことについて
お話したいと思います。
なぜ虐待は起きてしまうのか?
虐待は、決して
「一部の特別な親」が起こすもの
ではありません。
何かのきっかけで
その境界線を超えてしまう可能性を、
誰もが持っている
私はそう感じています。
例えば、
子どもが思うようにならず
イライラしてしまうとき。
私たちの心の奥の方に
私はダメな親なのかもしれない
ダメな親だと思われているかもしれない
そんな不安や恐怖が
隠れていることがあります。
この不安は、
子どもが言うことを聞いてくれたら
なくなるように感じます。
そのため、私たちはつい、
なんで言うことを聞かないの⁈
こうしなさいって言ったでしょ⁈
と、子どもを強く叱ってしまいます。
つまり、
子どもへのイライラや怒りの奥には、
「責められているような感覚」や
「自分を否定されるような気持ち」があり、
それが不安や恐怖となって
現れているのです。
では、そもそもなぜ、
私たちはそんな不安や恐怖を
抱えてしまうのでしょうか?
それは、私たちの中に
「親はこうでなければならない」
「子どもは、こんなふうに育てなければならない」
というような思いがあり、
それから外れそうになると、
私たちはつい、
「私はちゃんとできていない」
「私のせいでこうなっている」
と、自分を責める気持ちが
生まれてしまうからです。
この“自分を責める思考”は、
実は
社会や文化の中に根付いた
「責める空気」によって、
育まれてきたのかもしれないと思います。
- 失敗や弱さに対する否定的な雰囲気
- 子育てがまるで
親の能力の証明のように見なされる風潮 - 親を評価するような視線…
こうした空気の中で、
親は孤立し、追い詰めらていきます。
その結果、心の中にある不安や恐怖が、
あなたが言うことを聞かないから!
あなたがちゃんとしないから!
という怒りとなって、
子どもに向けられてしまう…。
つまり虐待は、
単純に「親が悪いから」という理由だけで
起きるのではなく、
「親が追い詰められてしまう構造」が、
その背景にあるのだと思うのです。
虐待のない社会は、どうすればつくれるのか?
では、
虐待のない社会は、どうすれば
つくっていくことができるのでしょう?
私は、
親が自分を責めずに
子育てできるようになること
これが、
虐待を減らしていくための
重要な出発点だと思っています。
- 誰かの期待に合わせてがんばりすぎないこと
- 「どんな親でありたいのか」を大切にすること
- 自分らしく子育てすること
このようなことができると、
親自身のこころに余白が生まれ、
子どもにもやさしく寄り添えるようになります。
また、
自分を大切にできる親の姿を見て育った子どもは、
自分を大切にする力を培い、
親が自分に接してくれるように、
他人のことも大切にする力を身につけていきます。
そんな親や子どもが少しずつ増えていけば、
社会はきっと、変わっていける。
私はそう思います。
変化は、一朝一夕には起きません。
しかし、
「自分を大切にできる社会」を目指して、
親自身が
ここからできることを
今、始めていくこと
それが、私が信じている
「虐待のない社会のつくり方」です。
私が伝えたい「自分らしい子育て」
私は、
「自分らしい子育て」を伝えていきたいと思っています。
それは、誰かの正解に従うことではなく、
「自分はどんな親でありたいのか」を見つめていくこと。
不安や迷いを抱えながら、
それでも、自分の想いや感情と向き合いながら、
「自分なりの子育て」を歩んでいこうとすること。
そういう子育てができる親が増えることで、
子どもたちにも
「そのままの自分でいていいんだ」
というメッセージを伝えていけるはずです。
そして、そうやって育った子どもが、
未来の社会を、
もっとあたたかくしてくれると、
私は信じています。
いつか「虐待って、あったよね」と言える未来へ
むかし、
奴隷制度が当たり前に存在していた時代がありました。
女性が働くことが難しい時代も、
確かにありました。
それが少しずつ変わり、
「そんなことがあったなんて、今じゃ考えられないね」
と言える今があるように、
虐待もまた、
「昔はそんなことがあったらしいね」
と言える日が、いつかきっと来ると、
私は本気で思っています。
だから私は伝えていきます。
「自分らしい子育て」を通して、
親が自分を責めないでいられるように。
子どもたちが安心して、
自分を表現できるように。
未来のために。
今、この瞬間から。
