子どもが生まれてから毎日、
私たちは「親」であり続けています。
親として、
いろんなことに気を張って、
がんばり続けています。
でも時々、
ふと疲れてしまうこともありますよね。
そんなときこそ、
ちょっと視点を変えてみることも
必要なんじゃないか
そんなふうに思うのです。
今回は、
「親であろう」とがんばり続ける私たちが、
一度親という役割をお休みすると見えてくる、大切なことについて
考えてみたいと思います。
「してあげる」から離れてみる

子どもに「してあげたいこと」は、たくさんあります。
でも、「してあげる」が重なりすぎると、
それが義務のようになってしまい、苦しくなることがあります。
そんなときは、少し力を抜いて、
「してあげる」から離れてみませんか?
そうしてみると、
何かをしてあげる以上に、
ただ自分がそこにいること自体が、
子どもにとっての安心なんだ
ということが見えてきます。
「何もしていない自分には価値がない」
そんなふうに、私たちはつい感じてしまいがちですが、
子どもにとっていちばんの安心は、
必ずしも何かをしてもらうことではありません。
ありのままのあなたが、
ただそばにいて、穏やかな空気で関わること。
それだけで、子どもは満たされることもある。
そう考えると、
親が自分を取り戻すことは、
子どもにとってもやさしい選択なのかもしれません。
子どもだった自分を思い出す

「親だから」
「大人だから」
そんなふうに思っていきているうちに、
私たちは「子どもだった頃の自分」を忘れてしまうことがあります。
でも、
あの頃の自分の気持ちを思い出してみることも、
今のあなたに必要なヒントになるかもしれません。
- 怒られたとき、どう感じていたか
- 分かってもらえたとき、どんなに嬉しかったか
- ただそばにいてくれただけで、なぜか安心できたあの記憶
そんな記憶が、
子どもとの関わりに、新しい視点を与えてくれることがあります。
子どもだった自分に寄り添うことが、
今の子どもに寄り添うことにも繋がるのです。
少し距離をとって、見つめてみる

忙しい毎日の中では、目の前のことに追われがちです。
子どもの言動や自分の感情に振り回されて、
余裕がなくなってしまうことも、よくあります。
だからこそ、一歩だけ引いて、
俯瞰するような視点で、
今の自分や自分をとりまく、
いろんなことの「全体」を眺めてみるといいと思います。
なんで最近、こんなにイライラしてるのかな?
私、本当はどうしたいんだろう?
この子、最近の表情、どんなだったっけ?
そんなことを、静かに見つめてみるのです。
少し距離をおいて眺めてみることで、
見落としていた子どものサインや、
自分が本当に大切にしたい関わり方など、
それまで気付かなかったことに、自然に気付けたり、
息がしやすくなったりします。
おわりに

がんばって「親」であろうとするのは、
子どもを大切に思っている証拠です。
でも、ときには
「親」という役割をお休みして、
「私自身」に戻る時間を作ってみませんか。
それは、
わがままでも、怠けでもなく、
子どもにとっても、自分にとっても必要な
整える時間です。
子どもにやさしくしたいのに、
うまくできないと感じるとき。
そんなときはどうか、
立ち止まることに後ろめたさを感じず、
“親であること”を少しお休みしてみてください。
その時間が、あなたにとっての安心になり、
めぐりめぐって、
子どもにとっての安心にもなっていくはずです。

